2011年12月18日日曜日

ツインレイクス教会

ツインレイクス教会のフリークリスマスコンサートに行ってきた。予想を超えるすばらしいショーで、満足して帰ってきた。

キリスト教会は、清潔さと穏やかさをアメリカに布教しようとしているのかも知れないなと思った。犯罪者や荒くれ者も、キリスト教会ではおとなしくしている気がする。どんなおっさんもおばさんも、敬虔なキリスト教徒であると聞けば、不潔ではない気がする。もしキリスト教が清潔さと穏やかさをアメリカ中に布教しようとしている組織であるならば、すばらしい組織だなと思った。

ショーは、オーケストラと、コーラスと、ギターなどの軽音楽(バンド)などが融合したとっても良いものだった。感動もの。指揮者が居てホーンセクションとかちゃんとあるオーケストラに、ドラム、ギター、ベース、アコギとかがしっかり利用されている。一部的な利用ではなく、ちゃんと良いところを最大限使っている。使えるものはすべて使って、ハイクオリティにしあげていて、とても贅沢な感じ。合理的だ。実際、フリーコンサートだが、お金もしっかり使っているのだろう、チャチく無かった。カメラなども入っている。ディズニーランドなどで見るショーなどもこれくらい良くなればいいのに、と思った。

ツインレイクス教会は1890年に設置された歴史ある教会らしい。サンタクルーズ郡ではこのフリーコンサートは有名だそう。何度も時間を分けてショーをするが、毎回ほぼ満員。(家族が居るのだろうが、)カナダから来たとか、東海岸から来たとかいう客がいたくらい。

ショーの内容で自分が面白いと思ったのは以下。

1:コーラス。数十人のコーラスから、3人のおばさんコーラスなど、たくさんコーラスがあった。コーラスは、欧米の合理化の象徴だなと思う。一人一人の歌のうまさを損なうことなく全体の質をあげるためのテクニック。ほんとうに感動もの。子供のコーラスには子供の、大人には大人の、声の良さがあって、それぞれ違う。日本の邦楽や世界各国の民族音楽と比べて、コーラスを技術として進化させるところなどが、各個人の歌のうまさを最大限に全体の結果に効率的に反映しようとする、欧米の合理的主義がよくあらわれているな〜と思った。

2:巨人の人形。とても芸術的、ショッキングで、子供だったら泣くと思う。進撃の巨人のようなグロテスクな人形で、キリストや、三人の天使など、聖書のエピソードのキャラクターが出てきた。 でも芸術的で、興味深かった。

3:演奏。3人ほど有名なゲストを呼んだようで、説明していたが、知らないので分からなかった。バイオリンで一人すばらしい演奏をする女性が居た。ショーの途中で喝采を浴びていた。ギターも有名な人が2人居たようで、アコギやエレキを弾いていた。これはまあまあ。それより、オーケストラの中に軽音バンドのドラムとベースが埋まっていたのだが、このドラムがかなり良いリズムしていた。

他には、軽快な喋りの司会者。途中で説教みたいなこともしていたので、神父かも知れない。客いじりとかしてしっかり盛り上げたりする。

さらに、ダンス。子供も大人もいるバレエ団。サーカス。天井から下がっている布に巻き付いて踊ったりするあれ。


感動して泣いている人も居た。「神よ、私は何度助けを求めたことか、しかしあなたは聞いてくれない。(聖書のX節)」みたいなメッセージを、プロジェクターで映像とともに背景に見せる。

感動して、俺も聖書もらってきた。
アメリカの良いところをもう一つ見つけた気がする。

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